コロナ禍で在宅勤務が続いていたのですが、久しぶりの遠方・泊まり出張(一泊)に行ってきました。
新幹線に乗ってみると、予想外に人が多く、あ、人の移動の動きは戻ってきてるんだなー、と実感。
私の出張の間、共働きの片割れの旦那が2人の子供の世話をしてくれる訳だけど(有難う!)、ここまでくるのも、なかなかに長い道のりもありました。。
その道のりを振り返ると、妻の泊まり出張は、夫婦お互いの家事・育児の分担のきっかけに確実になった!と思います。
私自身、1人目の子供が産まれてから、しばらくワンオペ状態で、出張に行けるような家事・育児の分担状態でもなく、また、私の気持ち的にも(こっちの方が大きかったかも)、「子供を置いて出張に行きたくない・・・。」といった気持ちで、ずいぶん長いこと出張はセーブしていました。
ある意味、出張に対して自分の中にハードルを作っていたんですね。。
なので、仕事に復帰してから7年ぐらい泊まりがけの出張に行かない時代が続き、それはそれで、なんとか仕事も回っていたのですが、キャリア的にも、仕事の用事的にも「これで良いのか。」「やはり出張は必要だ・・・。」という状況にもなってきました。
かつ、子供が程よく大きくなってきたこともあり、「母が家にいなければ!」的な固定観念・自分の心理的ハードルも、だんだんと下がってきたんですね。。(いつまで私だけでやらないといけないんだ、という気持ちもありましたし。)
そうなると、最後のハードルは「出張中の留守を旦那に任せることができるのか。」問題。
ここは「任せなければ、出張に行けないし、出張に行かなければ、永久に任せることもない。」という、ニワトリと卵のような関係で・・・。
やっぱり「任せるしかない!」と腹を決め「私も出張に行くから!」宣言をしてみた訳です。(思えばそれが8年前)
そうなると出張中は妻がいないので、旦那が頑張るしかない状態が生じた訳です。
思えば、結果として、それがきっかけとなり、私に偏りすぎていた普段の家事の分担もすこしずつ改善し始めた気がします。
つまり妻が出張に行くことで、旦那は今まで見えていなかった家事の負荷やお迎えの大変さというのを、リアルに体感したんですね。(きっと、こんなに大変だったのか!と目からウロコだったと思います。)
そして普段だったら、家事を手伝っても「そうじゃない、あれをこーして、これをこーして。」と、口うるさく指示を出す妻もいない、と。
なので、ある意味、妻の出張中は「自分のやり方でできる。」という点もあり、「やってみたらできた!」という彼のプチ成功体験にもつながったようです。
もちろん最初の出張から帰ってきた時は、家はとんでもない状態でしたが(笑)、それでも彼の奮闘ぶりも伝わってきて、お互い「有難う!」という気持ちになれた訳です。
(夫:普段から大変だったんだね、有難う。妻:出張中の家事・育児、有難う。)
そこから少しずつ、夫が家事や育児への関わり方が分かり始めた気がします。
そして私の方も、自分のやり方を押し付けるのではなく、夫に任せたものは夫の好きなようにやらせる、という自分の中の変化も生じた気がします。
そこからですかね、少しずつ分担についてお互いの歯車がかみ合いはじめたのは・・・。
コロナ禍の中、普通に出張することも難しくなってますが、たまの出張は、良いものですね!