かえる丸の共働き生活

共働きのこれまでの振り返りと、これから。

ワークライフバランスからウェルビーイング(Well-being)へ

人の働き方についてのトレンド用語って、時代に応じて変化してますが、最近はWell-Beingのようですね。

直訳すると、健康、幸福でいること、良い状態でいること、みたいな感じのようですが、なんとなくワークライフバランスよりは、私的にはしっくりくる感じがしています。

ワークライフバランスの時は、どうしてもライフに時間を使えてたら、ワークの方は評価されてなくても仕方ないよね、みたいな発想もあったり、いやいや、子育てもしたいけど、仕事でも成果も出したいよ、評価されたいよ、みたいな時に、どうしてもこの単語ってミスマッチ感があったわけです。

人間って、時短勤務できたら、じゃあハッピーかというと、そんな単純なものでもなく。

そこでフラストレーションやジレンマが溜まってたら、やっぱりWell beingじゃないわけで。

その意味では、幸せの形はひとつじゃないよね、といった、人のいろんな多様な価値観を認めた上での用語として、Well Beingってしっくりくるなあ、と思うわけです。

人の幸せを幅広くカバーしている概念のような用語ですね。

 

ただこれを企業の人事戦略・施策に反映させようとすると、人ごとに幸せの形は違うので、やっぱり「多様な人材・価値観・働き方」を認めるということが大前提として必要になってくるわけで、それなくしてのWell Being施策って、最終的には、かけ声だおれになるような気もしています。

願わくは、やっぱり根本の発想には、人の多様性・ダイバーシティ関しての価値観ををしっかりとセットにして、その企業に属する個々のWell Beingを目指し、その企業カルチャーに共感した良い人材が集まって、業績にもつながる、そういう感じが、理想かと。

そして個々がWell Beingになるだけで良いか、というと、そうでもなくって、貧困問題とか環境とか、社会全体・世界全体も当然にWell Beingが良いわけで、だけど、そんな目線で色々考えようと思うと、やっぱり個々がWell  Beingであるのが大前提であるわけです。

世界がつながっている故の、複雑なWell Beingですね。。。

 

私自身は一個人でできることは限られているけれども、それでも、私も企業・社会の一構成員。

企業・社会も結局、個人の集合体であって、こういう消えては浮かぶいろんな用語に対して、斜めに構えて「どうせ変わらないよね」とシニカルに捉えると、それが最終的に自分の属する企業文化・カルチャーの醸成につながっていくことになる。

それよりは、その時・その時に出てくる用語を自分なりに解釈して、愚直に自分の行動に反映するのも良いかな、と最近、思う感じです。

そして、それが最終的には子供たちに良い職場環境を残すことにつながっていくのかな、と。

その意味では、今のWell Beingは将来のWell Beingにもつながっている。

 

そう信じて、お休みの今日は、家族でプールに出かけて、無心に泳いで、地道なWell Beingに取り組もうと思います。(地道すぎるけど。。。笑)