かえる丸の共働き生活

共働きのこれまでの振り返りと、これから。

インフレが来るからといって、マンションを買うべきか

物価が上がり始め、インフレになるかも、という話も、ちらほらと出てきていますね。

確かに米国のABC  News でも「食料品の価格が上がった」「水道光熱費の支払いがびっくりするぐらい増えた」といったニュースを頻繁に見るので、いずれ、日本も同じ感じになるのかなあ、、、と思うところです。

日本でも新築マンションの平均価格は過去最高を更新したようで、私自身は「ちゃんと頭金を貯めてローン額を抑えて、払える範囲で買う」というポリシーなのですが・・・、

一方で「インフレになるのなら、早めに借入れをして家を買っておくほうが良いのでは」という点について、少し考えてみました。

(マンションは頭金を貯めてから買うのがやっぱり良いのでは、の記事はこちら↓)

 

kaerumaru.hatenablog.com

 

確かに不動産って「実物」なんですよね。。。

だから確かにインフレには強い。そこは、その通りだと思います。

相対的に現金の価値が下がるから、「借入額」に対しての感じ方も、同じ金額でもインフレ時は負担感が軽く感じる。

それはそうなんですよね・・・。

 

だけど、例えば共働き夫婦がフルローンでマンション購入したらどうなるか。

素人なりにインフレの程度別に考えてみました。(あくまで素人の意見です。笑)

 

1.ハイバーインフレになった場合

もう賃金の上昇なんか追いつかなくって、狂乱物価。

お金は紙クズ、といった状態ですね。

国破れて山河あり、といった状態。

もはや、マンション以前に、食料を入手するのが優先となるでしょう。

貨幣は意味をなさないから、食料と「価値のあるもの」の物々交換がメインになるかもしれません。

そうなると、例えば、世界全体がハイパーインフレの場合には、やっぱり「金:ゴールド」が大事になるのかも。

そして、他国は正常で、日本だけがハイパーインフレの場合には、「円」ではなく「安定した外貨」も交換手段になるでしょう。

その意味では、マンションではなく「金」「外貨」を持っておく、のも、素人考えでは大事かなと思うとことです。

いわゆる「分散投資」が重要、ということですね。

あとは「生産者」とちゃんとつながっておくこと。

これは田舎の両親や遠くの親戚が作ってる家庭菜園の野菜が、真に食料として助かる、という時も来るかもしれませんね。

つまり「普段からの親孝行」「人付き合い」「田舎の土地のメンテナンス」も大事だと思います。笑

 

2.普通のインフレになった場合

普通のインフレってなんやねん!と思うけど・・・。

まあ、ハイパーまでは行かないけど、「あー、物価が上がった、生活しんどいわー。」という状態かな、と。(我ながらざっくりやなー。)

ここで賃金上昇率とインフレ率が同じだと、生活維持は可能かもしれないけど、逆にインフレに賃金上昇が追い付かない時が大問題。

そうなると、普段から、現金余力を持って生活している家庭は、一定程度、インフレによる物価上昇に耐える余地があるということ。

これは収入額の問題ではなく、ちゃんと節約して生活して、収入の何割かが貯蓄できている状態が大事なんじゃないかと。

すなわち、平常時は貯蓄に回す部分を、インフレ時は物価上昇分の補填に充てる、という余力ですね。

そうなると、収入多くても散財している場合とか、今の収入をフルであてにしてマンションのローンを組んでる場合は、最悪、返済はいけたとしても、生活費の補填が厳しくなる。

物価上昇分の生活費をカバーする現金余力・枠が最初からないわけですから・・・。

だからと言って、生活費の補填に充てると、返済が苦しくなる。

だから、まずはインフレを想定するのであれば、収入全部を使わない貯蓄体質になる、というのは、やっぱり大事なんじゃないかな、と思うわけです。

もちろんインフレ時は、貯蓄高自体の価値は下がると思うけど、空からお金が降って湧いてくるわけじゃないから、物価上昇に一定期間はなんとか耐える余力、が必要、やっぱり蓄えがあるほうが良い、となるような気がします。

そして、いずれインフレ調整局面になると、貯蓄に対しての金利も上がるだろうから、「預金」があると、そこからの金利収入も多少は想定されるわけで・・・。

逆に変動金利でローン組んでると、そこも金利が上がる=返済が増えるわけで、インフレ時でもやっぱり現金の余力は大事なんではないかな、と思うところです。

 

3.まとめ

以上を勘案すると、

ハイパーインフレの時は「金:ゴールド」か「外貨」

普通のインフレの時は「現金の余力」「預金(金利上がるかも)」ということで、

なんとなく、素人考えでは、投資の基本である「分散」が大事な気がします。

もちろん、インフレに備えて、借入れでマンション購入を否定するわけではないですが、貯蓄も余力もある場合において、全体バランス、ポートフォリオを考えたローン額とするのが良い、と。

これも分散の基本ですね。

なので、借入れと収入と、貯蓄・資産のバランスが取れている中でマンションを買う分には良いけれど、「フルローン」「一点集中」でやるのは、ある意味「バクチ」で、この投資の基本に反しているので、やっぱりよろしくないんじゃないかな、という気がします。

 

まあ、かえる丸は投資であんまり儲けたことがない、素人中のド素人なんですけどね。

なので、間違ってたらすみません。笑

信用しないでね。(じゃあ書くなよ。)

 

一応の素人なりの結論は、インフレ局面でも「分散」が大事。

そして遠くの両親への親孝行も!!!

(これは普通に人間として大事なことですね。今度、田舎帰ろー。)