共働きの我が家は、結婚してから十数年間「車」を保有していません。
車でのお出かけも好きだし、旅行も好きだし、だけど「車」を持たない選択は、長期的に見て、共働きの私達には合っていたかな、と思います。
ひと昔は「え?車持ってないの?」と驚かれたけれど、最近では合理的な選択でもあったかな、と思います。
その理由をいくつか挙げると・・・。
1.思ったより使わない
電車通勤が前提の共働き夫婦は、基本、車を使う機会って、週末しかないんですよね。。
もちろん週末ごとに遠方に出かければ、使うのかもしれないけれど、そうそう出かけてばかりもいられない。
保育所行事や、子供の行事、家のことをやったり、たまの遠方のお出かけに使うぐらいなら、まあ、持たなくって良いか、という選択になるわけです。
特に、我が家は2人ともお酒が好き。
車で外出して、どちらか一方が飲めない!なんてあり得ないわけで、結果、車の使用頻度が低いことになる。
なので、実はそんなに使わないよね、となるわけです。
2.駅近に住むことで解決する
車がないと面倒なこともありますが、その大半は駅の近くに住むことで解決します。
雨の日の通勤も、駅に近いと楽。
子供が遅くなっても、駅に近いと周囲も明るく、人通りも多いので、まだ危険が少ない方。
送り迎えの頻度も減るわけです。
駅が近いことで、子供も私達も、何度、遅刻の危機から免れたか。。。笑
駅の周りにスーパーもあれば、特に買い出しにも車は不要で、立地は大事だな、と思います。
3.余計なタスクが増えない
車を持たないことで、共働き夫婦の「タスク」が増えない、というのも重要に思います。
(ただでさえ、やること多いからね・・・。)
車検やら、保険やら、車の清掃やら、車を持っていることで、決めないといけないこと、やらないといけないことも多く発生します。
これらが削減されるのも大きい!
加えて、学校に遅れそうになった子供からの「学校まで送ってくれない?」の要望も車を保有していないために回避できます。
(かつての私は散々、寝坊して、母に車で送ってもらった。母上様、すみません・・・。)
そういった諸々のタスクが生じないのも、車を持たないことによるメリットと感じています。
加えて使用頻度も少ないので、こちらが「事故を起こす」可能性も減りますし。
持っていないことでタスクもリスクも減ると感じます。
4. 持たないことによる経済的メリットが大きい
車を持たないことによる経済的メリットも非常に大きいように感じています。
もちろん駅近の住居を買うという点は、住宅の取得コストが高くなりデメリットだけど、そこは立地が良ければ値下がりしにくい、という点でカバーされるとして、、、車の取得コストや維持コストは結構かかる。
綿密に試算をしたわけではないですが、解説してあるサイトなども総合すると、取得に諸々こみで300万円、ランニングコスト(保険料、駐車場代、車検、自動車税、ガソリン代などなど)で1年間で50万円弱、といったところ?
そうすると10年でざっくり800万円!
これは大きい。
もちろん、車を持たない分、タクシー代やカーシェア代はかかりますが、それでも我が家は月1回ぐらいしか借りないので、やはり違いとしては大きいわけです。
我が家は車をずっと保有せず、共働きを十数年続けたあたりで、資金が貯まり、小さい不動産物件を投資用に購入しましたが、思えば、車を保有しないことで貯まったのかな、と思います。
消費せず、投資するための資金にする、こっちのメリットも長期的に考えると大きいですね。
5.歩く習慣がつく
この年になると、「貯金」も大事だけど「貯筋」も大事なわけで・・・。
40代を超えたあたりから、明らかに筋力が減ります。
本当に減ります!(力説)
ここで車に乗らない習慣がある、というのは、本当にありがたく、「歩く」というのがとても重要な習慣であるように感じます。
もちろん運動を意識すれば良いのだけど、持ってないから「必然的に」歩かないといけない、という環境があることは、実は「貯筋」活動にはありがたく・・・。
そういった諸々の理由から、今、車を保有していない我が家となります。
が、車を否定するわけではなく、、、例えば、リタイヤしてキャンピングカーを買って旅行したり、利用頻度が増えるなら、かっこいい車に乗るおばあちゃんになってみたい、とか思ったり。
ただ、今の生活パターンと重要度を考えての選択で、共働きの今は必要度が低いのかな、と思っています。
我が家の車に対する、今のところの価値観でした。