新築マンションの平均価格がバルブ超えらしく、首都圏で6260万円、関西圏で4562万円、なんと札幌で5026万円とのこと。
東京五輪が終わると価格が下がる下がる、と言われてきた不動産価格が、それほど下がっていないのには驚き。
逆に上がってるやん・・・。
先日、賃貸物件の関係でお会いした不動産の担当者からも「最近、売買担当の方は本当に忙しそうなんです。」とのこと。
我が家は、十数年前にマンションを買ってしまい、しばらく動く気も手放す気もないけれど、こういう時勢だと「早く買わないと!」と焦る気持ちになるかもしれないな、と思うところです。
ここで私だったらどうするか、という点を少し考えてみたのですが・・・。
「やっぱり頭金をそれなりに貯蓄しないと買わない。」
「貯まる段階まで相場をみておく。」
「貯まってからも高いようであれば、相場が下がるまで、もしくは、真に気に入った物件が出るまで、賃貸で待つ。」
ということになりそうです。(き、気の長い話や・・・。)
共働きで世帯収入が継続的にあるから、頭金が少なくてもフルローンでも良い、という考えもあるかもしれないけど、それなりの年月、共働き・子育てをやってきて、やっぱり「色々ある」、そして「現金」を持っているというのはそれなりに大事だ、ということ。
「色々ある」の方は、本当に色々。(実感込めて・・・。)
私も含め、配偶者の転勤、転職もあり得る。収入金額も収入源も変わる。
お互いを嫌いになることもある。(別れたら、どうやってローン返すんやろ。)
どっちかが体を壊すこともある。(片働きになったら、どうやってローン返すんやろ。)
子供が「えー、この家じゃなくって、屋根裏部屋のついているハイジのような家がよかった。」と不平をいうこともある。(せ、せっかく良かれと思って買ったのに。)
介護も見えてくる。
住まいへの好みも嗜好も変わる。(コロナでも変わりましたね。)
「現金を持っている」というのも本当に大事。
そもそも現金を持っている、というのは、貯める癖がついている、ということ。
共働きで家計を営むのに、頭金が貯まっていない=貯める癖がついていない、という状態で、ローンを組むのは本当に危険。
だって、子育てって本当にお金がかかる。涙
学費は高い、シッターさんにお願いしないと、働けない。
大きくなってくると、塾にも行く、iphoneはいる、お小遣いもそれなりにいる。
いいところ住んでると、子供も見栄を張る支出を求めてくる。(あの子は持ってる、私は持ってない、とか。)
旅行も家族4人で大人4人分。(これは本当に痛い。思い出はお金に変えれないが・・・。)
やっぱり長い人生で「色々ある」わけで、想定外の事象&不確実要素が起こったときに、「現金」を持っていると、一定程度は持ち堪えられるわけです。
これって会社経営と一緒かも。
使いすぎず、貯める力がある、ということは、将来も繰り上げ返済も可能、ということですしね。
長い長い生活の中で、何が起こるのかわからない、だから、まずは頭金を貯めて環境変化にも耐えれるだけのローン額に抑えておく。
ローンを返済しながらも、一定の現金余力は持っておく。
古いけど、これって大事な事かもしれないな、と思った次第です。
じゃあ「インフレになったときにどう対応するんだ。現金の価値が下がるから、今、買っておくほうがいいじゃないか。」という問いも出てくるわけで・・・。
そこはもう少し考えてみようと思います。
それにしても札幌は高いなー。。