かえる丸の共働き生活

共働きのこれまでの振り返りと、これから。

家事分担:「自分がやらない範囲」をあえて決めることが重要

十数年の共働き夫婦のかえる丸。

最初は夫とは全く家事分担ができなかったけれど、長い長い年月をかけて、夫の家事参加もずいぶん促進されました。

この家事分担のスタイルにも、色々なパターンが家庭ごとにあるようです。

 

例えば、我が家は「自分の好きなこと・得意なことを分担する」パターン。

私はスケジュール管理とか、全体バランスを見たり、季節ごとの整え、家計・財務、あと子供関係の教育・部活・必要物資(服の買い替えなど)をやるのは比較的、好きな方。

自分から、ストレスなく、すんなりできるわけです。

一方で、私は料理が苦手。作るのは好きじゃない。(食べるのは好きだけど・・・。)

最初の10年ぐらいはそれでも頑張っていたのですが、自分の中では「料理はこれが限界」という臨界点に来てしまいました。

元々、それほど得意じゃないから、より辛くなるわけで・・・。

もう離婚覚悟の真剣さで「これからは夫が料理を担当してくれないなら、もう無理だ!!!」という話し合いと試行錯誤を経て、料理担当は、食材の買い出しも含めて、基本「夫」に。

ここでお互いも新発見だったのですが、実は、夫は私よりも料理に向いていた、という事実。。

そして夫は、スーパーに行くのも、食材を見るのも、実は好きだった。

もちろん最初から上手くいったわけではないし、とんでもない料理が出てきたりもしたけれど・・・。

長い目で見ると、夫にとっても「比較的、好きな方をやる」の家事分担というのは、我が家にはしっくりきた役割分担だったようです。

 

一方で、別の分け方をしている家もあるようです。すなわち「緊急度が高いか否か」。(へー!!!)

例えば、平日の子供の食事なんかは「待ったなし」だから、スピード感を持って作る技量のある方(妻)が担当。

だけど、電球や家庭用品の買い出し、季節のイベントの準備、週末の料理などなどの「緊急度が低いこと」は基本、夫が担当している、とのこと。

 

分担も共働き夫婦の数に応じて色々あるんですね。

 

でもそこで共通していると思うのは、相手の分担を決めたからには「自分は手を出さない」「口を出さない」ということ。

先回りしてやっちゃうと、そこに甘えが出るわけです。

食材の調達にしても、夫が考えて、夫が調理するから、責任範囲が明確になるわけで・・・。

例えば「あれがない!」となった時も、なんとか工夫するのは夫。

そこに口を出して、手を出してしまうと、やっぱり分担は進まない。

 

緊急度で分けているご夫婦も同じようで、「電球が切れていても自分の範囲じゃないから、あえてやらない。」。「文句も言わない」とのこと。

 

もちろん全く手を出さなくなると、出張時とか、風邪の時はお互い困るので、そこまで厳密にすることはできないけど、平常時は基本の役割分担に従って「あえて手を出さない」というのはお互いに大事なんでしょうね。

 

これからも良いやり方を見つけていきたいです。