4月は入社式のシーズンですねー。
テレビでもいろんな入社式の光景が流れて、おー、と思ったりする。
そんな中、思春期の高校生の娘から「ママはどうやって今の職業を選んだの?」と聞かれることも増えてきた。
うーん、いろんな要素(自分の希望、偶然、運、タイミングなど)があるけど・・・、
なんとなーく、「自分」を知っていた部分も大きいじゃないか、と思ってる。
というのは、、、
その当時はまだ女性が働き続ける、というのは一般的ではなかった中で、
漠然と「自分で働いて、自分のお金で自由に生きていきたい」と思ってたこと。
なので「現実的に続けられる」というのが大前提だったんですね。
この現実的に、というのが大事。
当時は、企業に入っても、女性はお茶汲みを要請されたり、
男性同等・以上に深夜残業をしないと、女性は働き続けられない、というのが、
なんとなくわかってた。
なので、企業に入って「ずっと一線で出世しながら働き続ける」というのは現実的ではない、と当時は学生ながらも、ひしひしと感じたわけです。
今で言う無理ゲーですよね・・・。
また、私の性格上、「朝礼」とか、「女子の制服」、「企業のルール」とか、「暗黙の了解」とか結構、苦手・・・。(今も苦手)
なので、当時から完全に「一般企業は自分に合わない」と知っていたわけです。
もう一つ大事なのは、「住む場所は自分の意思で決めたい」と強く思っていたこと。
今も、これはなかなか実現するのが難しい要素ですが、
海外に行くにしても、日本のどこに住むとしても、住む場所は自分で決めたい。
よって、やはり、総合職で転勤辞令がある一般企業は現実的ではない。
「働き続けたい」だけど「企業に入るのは苦手」「住む場所は選びたい」、そして「お金は高めが良い(笑)」といった、
まー、当時からかなり自我がはっきりしていたわけですが、
それによって、自分の職業選択がある程度、絞り込めたのも事実です。
その結果、今の職業は、とある専門職なわけですが、大変なところもあるけれど、内向的な自分には合っている。
突き詰めて考えるのが好きな自分には合っている。
もちろん、そこで男女差別がなかったわけじゃないけど、でも、まだマシだった。(はず)
なんとか働き続けて、今がある。
完璧な職業選択なんて、ない。
完璧な職場環境なんて、ない。
だけど、自分に比較的合ったものを選ぶのは大事。
そのために、漠然とでもいいから、自分を知る、自分が譲れない条件を知る、と言うのも大事。
そしたら続けられる。頑張れる。
そう言うことを娘には伝えようかなーとは思います。